サンムーンS3使用 スカーフヒードラン入り受けループ [2013]
お久しぶりです。
S3もまもなく終了しますが、今シーズンも目標のレート2000を達成できたので記事を公開したいと思います。
今シーズンは苦戦し、メインロムで試行錯誤していたパーティで2000を達成できなかったためサブロムで使用したパーティの紹介となります。
5/14 15:30時点でのレートと順位です。
戦績は160勝98敗でした。
パーティ紹介
ヤミラミ@ヤミラミナイト 性格:おだやか 特性:いたずらごころ→マジックミラー
157(252)-81-146(4)-x-183(252)-40 (メガシンカ前は157-72-96-x-128-70)
イカサマ おにび じこさいせい まもる
HD特化のメガヤミラミ。相手のパーティにゲンガーやギルガルドがいる場合やステルスロック展開、受けループといった特定のパーティに出していきました。
メガシンカ前もさることながら、メガシンカしてもなおドヒドイデよりやや柔らかい程度の耐久にしかならないため、受けループでよく採用される他のポケモンと同じ感覚で扱うと受けきれなくなるのが難点です。しかし、それ以上に特性とタイプが優秀だったため採用に至りました。
技構成は物理技への牽制となるイカサマとおにび、高速回復技のじこさいせい、何かと役に立つまもるです。
まもるは安全にメガシンカするために使うほか、毒や火傷のスリップダメージを稼いだり、不利対面時に様子見で使うことで相手の交換読み交換から思わぬ有利対面をつくったりと便利でした。
安全にメガシンカするなら相手に積む隙を与えないねこだましのほうがよさそうですが、カプ・テテフ対面でメガシンカできずに交換せざるを得なくなることと汎用性を考慮しまもるを採用しています。
ドヒドイデ@くろいヘドロ 性格:のんき 特性:さいせいりょく
157(252)-83-224(252)-73-163(4)-49
HB特化のドヒドイデ。バシャーモやハッサム、ミミッキュ、カプ・レヒレ、ゲッコウガなどのほか数値の高さと特性から広い範囲をカバーするポケモンです。
前シーズンに使っていた個体はどくどくを採用していましたが、のろいみがわりいたみわけミミッキュやカプ・レヒレへの打点を優先しどくづきに変更しました。この構築はカプ・レヒレがかなり重いため、どくづき+αである程度削ってから後述のヒードランでとどめをさすことも多く期待通りの働きをしてくれました。受けループミラーでもPP勝負に勝ちやすくなるため今シーズンはどくづきの方が使いやすかった印象です。
持ち物はヒードランの持ち物がたべのこしではないとばれたくなかったためくろいヘドロにしています。
ラッキー@しんかのきせき 性格:ずぶとい 特性:しぜんかいふく
345(156)-9-62(252)-x-138(100)-70
ちきゅうなげ どくどく ステルスロック タマゴうみ
物理耐久を伸ばしたラッキー。具体的にはサイコフィールド下でC特化カプ・テテフのサイコショックが確定3発になるまで伸ばしています。
技構成は安定した攻撃技のちきゅうなげ、スリップダメージを稼げるどくどく、サイクル中に相手を消耗させるためのステルスロック、高速回復技のタマゴうみです。
ヒードランの項で後述しますが、この構築ではステルスロックがかなり重要な技になっています。
エアームド@ゴツゴツメット 性格:わんぱく 特性:がんじょう
172(252)-100-211(252)-x-91(4)-90
ドリルくちばし どくどく てっぺき はねやすめ
HB特化のエアームド。主にドヒドイデで受けられない物理地面ポケモンやメガメタグロス、キノガッサがいる場合に出していました。
技構成は安定した攻撃技のドリルくちばし、スリップダメージを稼げるどくどく、積みポケモンへの対抗手段のてっぺき、高速回復技のはねやすめです。
エレキフィールド下のメガメタグロスのかみなりパンチが受からなかったり、メガボーマンダがよく特殊炎技を打ってきたりと今シーズンは動かしづらかった印象です。
ヌオー@オボンのみ 性格:ずぶとい 特性:てんねん
202(252)-81-150(252)-85-86(4)-55
ねっとう カウンター たくわえる じこさいせい
HB特化のヌオー。メガリザードンXが疑われる場合やカプ・コケコとともにいるメタグロスなどエアームドとドヒドイデでは物理技を受けきれなさそうな場合に出していきました。オボンのみを持たせてもなお耐久に不安が残るため積極的に選出することはありませんでした。
技構成は火傷期待のねっとう、主にメガリザードンXのげきりんを受けて打つカウンター、相手によっては詰ませることのできるたくわえる、高速回復技のじこさいせいです。
一応メガリザードンXの対策として採用はしましたが、性格無補正のげきりんですらオボンのみの回復込みで低乱数で倒されるため、げきりんに後出しができないところがつらいです。
カプ・コケコには一見有利に見えるもののくさむすび持ちが無視できないほどいたのでこのポケモン一体でコケコグロスの並びを安定して見ることができなかったのは残念です。
ヒードラン@こだわりスカーフ 性格:おくびょう 特性:もらいび
167(4)-x-126-182(252)-126-141(252)
オーバーヒート ラスターカノン だいちのちから めざめるパワー氷
CS特化のヒードラン。この構築の地雷枠にして要となるポケモン。
こだわりスカーフを持たせることによって受けループが苦手とする多くのポケモンを上から叩くことができるため、このポケモン一匹で勝ち筋が大幅に増えます。
性格をひかえめにすることで低乱数1発から高乱数1発になったり、乱数1発から確定1発になる場合が多くみられます。例をまとめると下記のようになります。
オーバーヒート 無振りカプ・コケコ 81.3%→確定1発
無振りボルトロス 18.8%→75%
無振りメガゲンガー 18.8%→68.8%
ラスターカノン 無振りカプ・テテフ 6.3%→62.5%
H全振りミミッキュ 確定2発→43.8%
だいちのちから H193,D131ヒードラン 81.3%→確定1発
めざめるパワー氷 無振りガブリアス 18.8%→75%
無振りメガボーマンダ 31.3%→93.8%
(D下降補正の場合は93.8%→確定1発)
※計算にはトレーナー天国さまのダメージ計算機SM ver. 1.7を使わせていただきました。
これらの通り、ひかえめとおくびょうでは様々な相手を倒せる確率が無視できないほど変わってきます。受けループが苦手とするポケモンの対策として採用するなら少しでも一撃で倒せる確率の上がるひかえめの方がよいと考えていました。当初はひかえめ個体しか持っていなかったこともありひかえめ個体で運用していたのですが、想像以上にカプ・コケコとメガゲンガーの対処が難しかったためやむを得ずおくびょう個体の採用に至りました。
おくびょう個体に変えたことで相手を一撃で倒しにくくなったため、それまで以上に他のポケモンでヒードランの一撃圏内に入れることを心がけました。その中で、ラッキーのステルスロックはこのポケモンを活躍させるために非常に役に立ちました。きあいのタスキを無効化するだけでなくヒードランの一撃圏内までうまく相手を削ってくれるためヒードランを選出する場合はラッキーもセットになることが多く、純粋に受けるよりもステルスロックをまくことを優先する場面も多くありました。
ヒードランのスカーフはまず警戒されないため、相手の選出によってはこのポケモンで攻撃してからこだわり解除のための交代を繰り返すだけで勝てる試合もありました。火力・耐性・速さ・並以上の耐久を兼ね揃えたかなり強力なポケモンだと感じました。この構築以外で使っても活躍できそうな印象を持ちました。
今期はメインロムで2000に到達できず、サブロムでも苦戦し試合数が多くなりましたがシーズン中になんとか目標の2000を達成することができてよかったです。
苦戦を強いられる中で、受けループの穴を埋めるためのポケモンとしてスカーフヒードランを発見できたことが今シーズンの最大の成果になりました。事情により今後もレート対戦をするかどうかはわかりませんが、来シーズン以降もするのであればまた自分なりに新しい構築を考えていきたいと思います。
※5/19 文章を一部修正(内容自体には変更なし)